結婚生活・夫婦関係

【相談】結婚したら自由がなくなる?趣味の時間やお金は相手に合わせないとダメ?

発言小町で「恋愛や結婚のために趣味を犠牲にすることについて」を目にしたので、相談されたわけでもありませんが勝手に持論を展開したいと思います。

こういうお悩みは意外と多いと思いますし、私も結婚するまでそう思っていました。

私には、交際3年目の40代の彼氏がいます。

価値観や食の好みがとても合い、性格も申し分なく、この人と家庭を持ちたい、と強く願っています。 しかし、私は彼との交際により、大切なものを失いました。幼少の頃から打ち込んできた趣味(ある楽器の演奏)です。

(中略)

彼氏ができる前も、趣味の時間を確保することは容易ではありませんでした。 彼氏と付き合いたての頃、私は趣味を続けるつもりでいました。趣味を愛していたし、自分一人の時間、世界を持ち続けたかったからです。

しかし、彼氏は自分も一緒に楽器演奏の施設について来たいと言いました。私が一人で行きたいと言うと、理解は示してくれましたが、寂しそうでした。それからデートの頻度は増え、趣味の時間は取れなくなりました。少し無理をすれば、時間は作れたかもしれません。しかし、そこまでの体力もなかったため、私は趣味を捨てました。

彼はかつて、「たまには一人で楽器を弾きに行ってもいいよ。」と言いました。しかし、楽器演奏というのは彼の言う「たまに」では駄目なのです。長期間楽器を触らなければ、勘が鈍って腕が落ち、「趣味」として楽しむことさえ困難になるのです。 ちなみに、彼にも趣味はあります。私の趣味とは異質で、どんな場所でも手軽にでき、休んでも致命的に腕が落ちることはありません。彼だけが趣味を続けている姿にモヤモヤします。楽器が恋しくて、夢にまで見ます。 ですが、彼や彼との将来のことも、間違いなくとても大切なのです。

引用元:「恋愛や結婚のために趣味を犠牲にすることについて」

「結婚したら自由がなくなる」

「お金や時間の自由が利かなくなるから、趣味を独身時代ほど楽しめなくなるよ」

しばしば耳にする言葉ですよね。

私はこの相談者さんとは真逆で、結婚するまで無趣味な人間でした。婚活で一番困る質問は「趣味はなんですか?」「お休みは何をしているんですか?」という質問でしたから。

疲れてるし、お金ないし、ただ寝てるだけだよ\(^o^)/

あとはこうやって婚活デートだよ!!

と思っていたけど、そんなこと言えなかったんですよね。笑

今はバレエ(踊るのも観るのも)、映画、読書、西洋絵画と多趣味です。時間もお金も趣味に多く使っています。

夫もあるスポーツが趣味です。私と同じく、結婚前は趣味なしでしたが、結婚してから趣味に目覚めたタイプです。道具にお金をかけているので、趣味仲間から「セレブ」と呼ばれているそうです。笑

何が言いたいかというと、「結婚してからの方が趣味を楽しんでいる人もいるよ!」ということ。そして、お互いが趣味の時間を大切にできるよう生活をカスタマイズすることで、パートナーシップはより深まるよということです。

結婚生活で大切なマインド「好きなことは全部やる!」

結婚後も趣味や自分の時間を大切にするのは案外簡単なこと。

  1. お互いがお互いの人生を楽しむことを第一優先にする(結婚生活も”人生を楽しむための手段のひとつ”ですよね!)
  2. 不満や不快は絶対に我慢しない。無理かな…と思っても勝手に諦めない。必ず相談する。
  3. 我慢ではなく、解決にエネルギーを注ぐ

この3つを共通認識として持つだけです。

そして、考えていることを自己完結しないで、必ず相手に伝えること.

これはパートナーとの関係を続ける上で、絶対必要なことだと思います。

不満は自分だけのものではありません。結婚したら尚更、「相手の不満は私の不満」「私の不満は相手の不満」です!

ほぼ100パーセントの人が「結婚しても自分の時間を持ちたい。パートナーができたからといって、自分の人生を犠牲にしたり我慢したりしたくない」と思っているはずなんですよね。

そしてもちろん、大好きで大切な人をパートナーに選んでいるわけで「一緒に我慢してほし。関係を続けるためには、我慢するところはして欲しい。自分のやりたいことを我慢して、そこそこの幸せで満足して欲しい!でも我慢できるし、そんなことは苦じゃないでしょ?だって、私のこと好きなんだから!」なんて思っていないと思います。もし思っていたら怖いですよね…。

でも、不思議なことに

「そのためにはどうしたらいいか?」と考える人と

「でも、結婚ってそういうもんだよね…みんな我慢しているんだよね…」と我慢する人

2パターンに分かれます。

我慢なんてしたくない。

相手にだってしてほしくない。

そう思っているはずなのに、それを選んでしまう。

なぜかというと「結婚生活はみんな多かれ少なかれ我慢がある。その上で成り立っているもの」と刷り込まれているからです。

そして「お互い我慢することが思いやり」「多少の我慢があるから、結婚生活は成り立っている」「お互いが我慢をやめたら、生活がバラバラになって関係が破綻する」と思っているのだと思います。

三上みひろ

結婚生活はお互いの我慢があって成り立つものと思っていない?

我慢をやめると解決策がみつかる

【結婚生活を維持するためには、お互いのことを思って、多少の我慢は必要】

この設定がこびりついたままだと、「相手との時間を優先するか」「自分の趣味を優先するか」の2択で考えてしまいがちです。

自分が我慢するか、相手が我慢するか。どちらにしろ、”多少の我慢は必要”と思っているからです。

でも、もし【私も彼も我慢をしない選択をするのが当たり前】という設定だとどうでしょう?

悩みを箇条書きすると

  • 趣味の時間を確保することが元々、難しかった(=自由になる時間が少ない)
  • 彼氏ができると、そのただでさえ少ない自由な時間を「趣味」か「彼氏」かに分配しなければいけない
  • 趣味を優先すると、彼氏が寂しそうだった
  • だから彼氏を優先したところ、私の大切なものを失った気持ちになって悲しかった
  • たまには趣味を楽しんでもいいよと言われるけど、たまにではダメ
  • 彼氏だけ趣味を楽しんでいて、モヤモヤする

実はこの悩み、彼氏はあまり関係ないんですよね。

問題の論点は「自分の時間をどうやったら増やせるか」です。

「彼氏との時間を減らして、趣味の時間にする」は、その具体的手段の一つでしかなくて、それ以外の道だってあるのです。

例えば

  • 自由時間が増える会社に転職する
  • レッスンスタジオが近いところに引っ越す
  • 会社の近くに引っ越して、通勤時間を短縮する
  • 家でレッスンできるように工夫する(もしくは引っ越す)
  • 家事や雑用の時間を減らす暮らしの工夫をする
  • 彼氏と同居する
  • 彼氏とデートについて相談する

具体的な方法は色々あると思いますが、「時間を増やす」にフォーカスすれば問題は解決します。

「結婚生活(この相談では、彼氏との関係ですが)はお互いの我慢や多少の犠牲が必要」という設定を取っ払って、

「私も彼も我慢しないでいい方法を選ぶのが当たり前」と決めてしまえば、他の選択肢もみてくるのです。

ちなみに、これでもし時間が増えたにもかかわらず、その時間をすべて「彼氏との時間にしないといけない」となった場合、別の問題があると思います(嫌われたくないから、相手に尽くさなきゃ!とか)。

読者さん

それはたかが趣味なのに、大袈裟すぎる気がします…

たかが趣味のために仕事を選んだり、住居を選んだりしてもいいんですよ!(←あくまでも具体例ですが)

私は常々思っているのですが、”趣味”は人生でもっとも大切なことのひとつだと思います。

その時間は最高に楽しくて、幸せで、自分らしくいられる。それは人生でめちゃくちゃ大切なことではありませんか?

その時間を捻出することは、超緊急課題だと思いますし、「趣味なんだからテキトーに楽しめばいいじゃん」「趣味は今はあきらめましょう」なんて他人に決められるようなものではないと思うんですよね。

人生の時間には限りがあるし、今日の時間の使い方が積み重なって人生になります。

自分はどういう人生がいいのか、それが全てです。

我慢をやめるとパートナーシップは深くなる

我慢をやめるとバラバラになるのでは?

とんでもありません( ^ω^ )

我慢しない関係は信頼関係が深まりまくりです!

まず大大大大大前提として

  • 私は我慢しない
  • 彼も我慢しない

これは必ず守ります。

彼が我慢しないかどうかはこちらでコントロールすることはできないので、とりあえず「私は我慢しない」を守ることだけに専念するといいと思います。

人間はカッコつけて「これくらいいいか…」と我慢しがちな傾向があります。

そこで最初の頃は「我慢してない?我慢していることを全て出さないと、いい解決策は見つからないから全部出してね!お互いのために!!」と念を押しまくるといいと思います。自分に対しても、彼に対してもです。

そして

  • もっといい方法が必ずある
  • 必ずいいところに着地できる
  • 我慢は破滅の始まり

この前提を共有して、解決策を考えていきます。

そう!自分も我慢をやめて、相手にも我慢しないでもらうには

超濃密なコミュニケーションが必要なのです!!

コミュニケーションをとり、知恵を出し合います。

すぐに答えが見つからないこともあります。思い切った決断が必要になることだってあります。

そんなことをしていれば、バラバラになるどころかパートナーシップはより深いものになるに決まっているのです。

はっきりいって、どちらかが我慢を抱えたままの方が楽です(今、この瞬間だけですが)。

話し合ったり、解決策を考えることはエネルギーが必要です。大きな決断が必要となれば、さらにエネルギーが必要です。

でも、そのエネルギーの使い方は人生を好転させてくれるものです。

「相手も私も満足する方法」を探す努力は自由が増えます。

どうせエネルギー使うなら、好きなことをたくさんやって、好きな人とたくさん過ごして、お互いがいっぱい幸せになれることにエネルギーを注ぎたいですよね!

まとめ|結婚しても趣味は大切にできる!

「結婚したら、自由な時間が減るのでは?」という不安は少なくないようです。

ですが、結婚したくらいでは、自由な時間は減りません。個人の時間だって減りません。

一緒に暮らすにあたり、ルールはできるかもしれません。22時過ぎるなら連絡するとか、長期間家を空けるときは前もって伝えるとか。

ただ「我慢」は不要です。むしろ、我慢は絶対にしてはいけません!

我慢は終わりの始まりだからです。

相手に対して不満が溜まるだけでなく、「この程度の我慢は当たり前」と思っていると、相手にもその程度の我慢を押し付けることになります。

だからとにかく「我慢は絶対にダメ!」なのです。

不満を我慢する方にエネルギーを注ぐのではなく、不満を解消するためにエネルギーを注ぐ関係をつくっていきましょう!

時間がない

→それなら、どうやったら時間ができるかな?

お金がない

→それなら、どうやったらお金ができるか?

こんな風に考えられると、人生は豊かに広がっていきます^^

どちらかではなく、どちらも満足する方法を選ぶ。

そのために「我慢を不要!」と決断し、不満を解消するための選択を選んでみてください。

応援しています。

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三上みひろ
これから書きます