自己分析・目標達成

「自分が大切にしている価値観がわからない」その原因と解決方法について

こんにちは。

三上みひろです。

自分の価値観をクリアにする方法。

おもしろかったものを面白いといい

おもしろくなかったものをおもしろくないと

はっきりと断言する。

どっちつかずはダメです。断言することで、自分の価値観をクリアすることができます。

「自分の価値観がよくわかりません…」

「自分の価値観を知りたいです…」

そんな人は、映画でも小説でも本でもなにか刺激に触れて、自分がどう感じたかを表現する練習をしてみることをお勧めします。

意外と断言するのが難しいと気がつくはずです。

物事を肯定的にみてばかりいると、価値観がボヤけるよ

「物事を否定的にみるのではなく、肯定的にみましょう」

耳タコですね。

あっちでもこっちでも言われていると、「物事を否定的にみるのはよくないことだ。肯定的な部分を見つけるようにすべきだ」というのが無意識レベルに刷り込まれていると思います。

例えば、「この映画はおもしろくなかったなぁ」と思ったとしても…

無意識のうちに否定的な考えを打ち消し、「いいところ」を探そうとします。

これは先日、私自身が体験したことですが

  1. この映画、おもしろくない…
  2. はあ………≡3
  3. まあでも、某俳優さんの演技はよかったし!
  4. ネコは可愛かったし!
  5. 主演俳優は格好良かったし!
  6. 悪いところばかりじゃなかったかな。うんうん。
  7. まあまあな映画って感じ!

時間が経つにつれ、映画を肯定的に評価しはじめたのです。

その変わりに、私の感想は否定されていくことになります。

これを無意識におこなっていました。

最初はたしかに「つまらない」と感じていたはずなのに…。

もちろん、「肯定的にみること」は間違いではありません。

どんな状況でも明るい部分を見つけたり、どんなことにも面白いところを見つけたり、いいところを見つけようとする、非常にいいですよね。

人間関係が円滑になるし、前向きな気持ちで幸福度も上がると思います。

ポジティブな考え方をしている人は魅力的ですしね。

しかし、それを何度も何度も繰り返していくと…

自分の価値観がどんどんぼやけていきます。

それはそうですよね!

自分が感じたことを否定し、隠し、それらしくポジティブで取り繕っているのだから。

好きなものもないけど、嫌いなものもない。

大きな不満はないけど、なんとなくモヤモヤする。

可もなく、不可もなく。

「特に嫌いなものはありません。だけど、これといって好きなものもありません…」

という状態になっていきます。

ポイントは体験そのものを肯定的にみること!

私たちに必要なのは「物事のプラスの側面をみる」ではなく、「体験そのものを肯定して受け入れること」です。

映画の例でいうと

  • 映画を観た
  • つまらないと感じた

それにマルを出すということです。

「つまらない」と感じたことをジャッジせず、「私はこの映画をつまらないと感じたんだな」と認めます。

「なにを当たり前のことを!笑」と思うかもしれませんが、そう思う人は自分の価値観がクリアな人でしょう。

「自分の価値観がはっきりしない。」

「自分の価値観がよくわからない。」

という人は【映画の評価】をぜひ試してみてください( ^ω^ )

漫画でも、小説でも、絵画でもいいですよ!

おもしろい/おもしろくないの判断が難しくて、ついつい「ふつう」とか「まあまあ」とか「おもしろくなくはない」などのあやふやな言葉を使う自分に気がつけるはずです。

否定的=ダメではない。否定的な感情から自分と対話がはじまる。

たとえ否定的な感想がでてきたとしても、その体験を丸ごと肯定してましょう。

否定的な感想がでてくると「人生損した気分」と思うかもしれません。

実際、映画のレビューサイトをみているとよく見かけます。

否定的な評価のレビューを書いている人に対して

「もっと肯定的にみたほうがいいですよ!そんな否定的に物事捉えていたら人生損ですよ!いい方向に目をむけましょうよ!」

と、おそらく好意だと思うんですが、そんなレスがついていることがあります。

人それぞれだということは大前提だとして、

なんとなく気持ちよく楽しくポップに過ごしているよりも、

つまらないという感想をきっかけに、自分を掘り下げた方が人生の糧になると思うんですけどね。

感情が動くことはそれ自体に価値があるんです。

感情が動くから、自分の価値観を探ることができます。

まずはどんな感情も認めてください。

そうすることで自分に疑問を投げかけ、掘り下げていくことができます。

「私はこの映画を”つまらない”と感じた」

「それはなぜだろう?」

「私は何を期待していたんだろう?」

「私はどうあるべきと思っていたんだろう?」

「それはなぜだろう?」

映画を観るという体験を通して、自分との対話が可能になります。

ちなみに他人とのコミュニケーションでもまったく同じことがいえます。

自分はこう考えるのに、他人が同じように考えないのはなぜだろう?

個人の背景や前提の違い?

だとしたらそれは何?

ね?まったく同じですよね。

お互いの違いを見つけ、違いを理解していくのがコミュニケーションですが、

深いコミュニケーションをするには自分自身の”背景”、”前提”といった価値観を理解している必要があるとわかるかと思います。

はなしをまとめます。

私たちは、少なくとも私は、

「物事を否定的にみるのではなく、肯定的にみましょう」

ということを耳タコになるほど聞いて育ってきました。

もちろんそのことによるメリットもあります。

しかし、デメリットは自分の価値観がわからなくなってしまうことです。

自分の価値観がはっきりしない場合、まずは感情を誤魔化さない練習からです^ ^

  1. 感情をそのまま受け止める
  2. そう感じた自分を掘り下げる
  3. 価値観がみえてくる

という手順で進めてみてください。

それではまた!

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三上みひろ
これから書きます