こんにちは。三上みひろです!
せっかくの休日なのに、起きたらお昼過ぎ。
「あ”あ”ぁ”・・・やっちまった。」
…と思いながらも、2度目。笑
二度あることは三度ある。
ここまできたらもう一丁!
ということで三度寝もかましちゃって、ハッと気がつくと夕方。
せっかくの休日も、これといった予定もなく終わる。
ここまでくると、今更何もやる気が起きない。
「たっぷりと寝たから疲れがとれたし…!」と思いきや、寝過ぎて頭が痛いし、なんなら体もだるい。
「休日は休む日なのだから、好きに過ごせばいい。」
1日中寝ていてもいいし、家でダラダラ過ごしたっていい。
SNSで自慢できるようなキラキラした休日を過ごす必要はない。
無理にアクティブに活動するだって必要もない。
「休日寝て終わりな自分を責める必要なんてないよね!!」
と自分を励ましつつも、心のどこかに罪悪感があったりしませんか?
というか、寝過ぎると体がだるいんですよね!(実体験)
そんな方に向けて、
「休日寝て終わる」→「スッキリ起きて、趣味や好きなことに時間を使って充実感のある休日」に変化させていく方法
をお伝えします。
今回は前編【休日寝て終わってしまう理由】について。
後編で【休日寝て終わってしまうを解決する方法】についてお伝えします。
もくじ
朝起きる方法を試してみてわかったこと
休日は「休む日」ですから、どう過ごそうが個人の勝手です。
ただ、自分なりの満足感があるかどうかは大切ですよね。
仕事→寝るだけの休日→仕事→寝るだけの休日…の繰り返しでは、
「私、なんのために生きているんだろう(無)」
という気持ちになってくることもあると思います。
私は2017年まで、週休2日の会社員でした。
そしてこんな記事を書くくらいですから
休日は一日中寝て過ごし、なんとなくだるさの残ったまま、また仕事が始まる…
というイケてないサイクルの経験者です。
「休日の予定がないから、朝起きられないのでは?」と思った私は、文明の利器である『Google検索』を利用して、休日を楽しむ方法を検索してみました。
【休日 過ごし方】
【休日 暇】
【休日 社会人 過ごし方】
というキーワードでGoogle検索していました!!笑
以下に私が試したこととその結果をお伝えします!!
なぜこれを書くかというと、「私自身、実際に体験して失敗し、失敗したことでさらに自己嫌悪したけど、実際は自分のせいではなかった!」という体験をシェアしておきたいからです。
きっと皆さんも一度は経験あるのでは?
実験01|朝のお楽しみを用意しておく
「明日の朝はあれがあるから起きるのが楽しみ!」というものを用意してみましょう。とっておきのスイーツやちょっとしたプチ贅沢を楽しみましょう。
結構よく見かける情報かと思いますが、当時の私には効果なしでした。
用意したのはちょっとお高めのコンビニスイーツ。
その頃は一人暮らしだったので、朝に起きようが、昼に起きようが誰も私を止める人はいません。
昼に起きて、朝のお楽しみ用のスイーツを楽しんでいましたね。
それどころか、寝る前に食べてしまって、朝のご褒美がない状態で朝を迎えることも何度もありました。笑
この時、自己嫌悪がかなり強くなりました。「自分で決めたルールを守れなかった」と自分のことをさらに責めることになってしまいました…。
仕事のある平日などには効果あるかも!
実験02|出かける予定を用意しておく
休日にダラダラしてしまうのは、事前にやることを決めていないから。
平日では忙しくてできないことや、行ってみたいところへ出かける予定をたててみましょう!
当時の私はこれといった趣味もなかったので、とりあえず「映画にいく」という予定を立ててみました。
8:00 ピピピピピ…アラームが鳴る。
私『・・・』
私(これから起きて、シャワー浴びて、メイクして、着替えて、電車に乗って、混んでいるなか映画を観て…。映画は2時間半なのに、準備に3時間以上かかるってコスパ悪くない?考えただけで疲れる。やめよう。)
結果は…立てた予定を実施できませんでした。
「予定をあらかじめ立てる」は、効果的な方法ですが、当時の私の状況にはマッチしていませんでした。
2021年現在の私は、あらかじめ週末の予定を立てていますが、当時の私には難しかったようです。
また「自分だけの約束を破ってしまうのなら、イベントに参加するのはどうだろう?」と思って、予定を入れてみたこともあります。
予定として一番強制力が強いのは、人と合うことです。さらにお金をかけてチケットを買うなどすれば、自分を動かす力としては最強レベルです。
これは短期的には成功しました。頑張って気合いで起きて、朝から活動することができました。
が、一回は頑張れますが
「しんどすぎる。しばらく予定を入れるのやめよう…」
と継続することができませんでした。
予定を入れてしまえば「強制力」が働きますが、予定を入れるかどうかは自分で選ぶことができますもんね。笑
ここまでいろいろ試してみて、ようやく疑問に思えました。
「どうして私は頑張らないと起きられないのか?」ということに。
「どうすれば起きられるのか?」よりも先に、「なぜ強制力がないと起きられないのか?」を疑う必要があったのです。
起きられない理由は『疲れている』から!!
休日寝て終わっていた時、「休日に起きるための方法」を探していました。
さらに欲張って「休日が充実する方法」「ダラダラせずに休日を過ごせる方法」も探していました。笑
仕事という強制力がある平日は起きられるのだから、休日だって起きられるはず!と思っていたんです。
そして、おすすめされている方法を一通り試してみました。
その結果
- 一時的には効果があっても継続できない
- やろうとは思ったけどできなかったもの
大きく分けるとこの二通りでしたが、どちらにせよ「休日寝て終わる」状態の改善はできず、休日はダラダラして終わっていました。
その度に「私は本当に自制心がないな…」と落ち込んでいましたが、今ならわかります!!
疲れた身体にとって、睡眠以上のご褒美が存在しないだけ。
本当にこれにつきます。
意思の力で無理矢理どうにかしようとするのは無理
休日寝て終わるという状況から抜け出そうと、アレコレ頑張っては失敗。
その度に「もっと自制心があれば!」「もっと自分に厳しくしないと!」と自分を責めていましたが、そうではありませんでした。
「休日を充実させる方法」で出てくる情報は、休日寝て終わる状態の人にとってはレベルが高すぎるんです。
例えるなら「疲れているなら、栄養ドリンクを飲んで乗り切ろう!」というのと同じです。一瞬はがんばれても、長期的に続けるのは無理。
それよりも「栄養ドリンクを飲まないといけない状況」に陥ってしまった原因を考えて、対策を立てる必要があります。
でも休日寝て終わるという悩みを持っていた頃の私は「もっと効果のある栄養ドリンクはないか?」と探していたのと同じ状態だったのです。
「朝起きる=眠いけど気合いで起きる」という考え方を疑う
休日寝て終わる状態の時って、とにかく眠たくありませんか?
たっぷり寝たはずなのに眠い。たっぷり寝たはずなのに、昼寝もたっぷりできる。昼寝もたっぷりしたのに、夜もたっぷり寝て、また次の日もいっぱい寝ちゃう…感じではありませんか?
休日寝て終わるのであれば、それはあなたがそれだけ疲れているということです。
「朝起きられない」というケース、特に休日など時間制約がない時の起床時間は、その人の心身の状態が反映されているだけです。
そんな状態で「休日を充実させようと予定を入れる」というのは、
”眠いけど、目の前ににんじんをぶら下げて、眠い目を擦ってでも(無理矢理)起きさせる方法”
を探しているのと同じです。
意思の力や気合に頼っても失敗します。肉体の欲求の方が優位だからです。
眠いけど頑張って起きる!という状況がそもそもおかしい
朝起きることを「眠い目を擦って、気合いでなんとかすること」だと考えてしまうと、自分の精神力で解決しようとしてしまいます。
そして朝起きられないことを、自分の性格や精神力のせいにしてしまうのです。
「朝はスッキリ目が覚めるもの」と再定義して、無理な努力をやめる。
それが休日寝て終わるサイクルから抜け出す第一歩です。
朝起きられないのは「眠いから」です。
あなたがだらしないからでも、自制心がないからでもありません。
眠いから起きられない。疲れているから起きられない。
ただそれだけです。
朝起きられるかどうかを「楽しみがあるかどうか」「自制心があるかどうか」で考えてしまうと、問題の本質を見失います。
「楽しみを用意して、自分の眠気に打ち勝とう!」では続かなくて当然です。肉体の欲求が人間の欲求でもっとも強いのですから。
補足|睡眠負債の話
「平日も6時間半は眠っているし、眠いといえば眠いけど、睡眠不足だという感じはないけどなぁ」
「例え平日寝不足だとしても、休日まるまる眠ってしまうのは、さすがに寝過ぎだと思う」
という方はぜひ、【睡眠負債】という言葉を調べてみてください。
下記にポイントを簡単にまとめました。
- 睡眠負債とは、慢性的に不眠状態がつづき、睡眠不足が蓄積されていくこと。
- 睡眠不足は借金と同じ。借金だからいつかは返さないといけない。
- 睡眠負債の返済には、時間がかかる。
実験)「毎日40分の蓄積した睡眠負債」を抱えていた被験者が、長年の睡眠負債を返すためには、毎日好きなだけ寝ても3週間かかった。
私は休日に寝過ぎていましたが、それは「日頃の睡眠不足(睡眠負債)」を解消しようとしていたからでした。
その証拠になるかはわかりませんが、現在(2021年1月)は毎日21:30にはベッドにはいるようにし、朝は自然と目が覚めるようにしています。
そうすると、休日も平日もいつも同じリズムで生活できるようになりました。
それも別に、無理をしているのわけではありません。そのリズムが心地いいからそうしているのです。
心地いいリズムをわざわざ崩す必要がないので、結果的に平日も土日も同じような生活になっています。
気分のアップダウンは人間だからありますが「休日、何もしたくない…」みたいなこともなくなりました。
今では休日だから寝過ぎるということもありませんし、休日だからダラダラしてしまうということもありません。
その経験から言えることは、休日寝て終わるのは性格や自制心のせいではなく、肉体が本当に疲れているんだよ!ということ。
そして、疲れた身体で何かをしようとするのが、そもそも無理な計画だということです。
どんなご褒美が用意されていても、疲れた身体にとって、睡眠以上のご褒美は存在しないからです。
疲れていると“疲れていること”を自覚できない
そうは言っても
「休日寝て終わるのは日頃の睡眠不足というけれど、それでも私の場合はやっぱりだらしないだけな気がするなぁ…」
と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
SNSをみたら、毎日忙しそうなのに休日もパワフルに動き回っている人たちがたくさんいるように思えますもんね。わかります!
そして焦る気持ちもわかります!!笑
準備するのが面倒という、面倒くさがりな性格が悪い気がする。
熱中できることやワクワクすることがないことが原因な気がする。
自分がちゃんとすれば、この問題は解決するのでは…?
ココが慢性的な睡眠不足の怖いところなんですね!
すでに「休日に起きられない」というだけで、慢性的な睡眠不足であるという証拠を突きつけられているようなものです。
それなのに、「睡眠が足りないせいだ」と認められない。
でも、これもまた、自然なことです。
いつもは睡眠が十分に足りている人がちょっと睡眠不足になった場合、「体がだるい」「頭がぼーっとする」ということを自覚できます。
でも、いつも睡眠不足の場合、“ちょっと体調が悪い状態”がいつもの状態なのです。
「ちょっと体がだるい」「ちょっと頭がぼーっとする」が通常モードだと、自分の体がだるいことや、頭がうまく働いていないということに気がつけるわけがないのです。
私は現在(2021年1月)、毎日21:30にベッドに入るようにしています。
この生活をはじめてから、寝る時間がちょっと遅くなっただけで、翌日の体調に変化があることを感じられるようになりました。
30分寝るのが遅くなるだけで、翌日の午後はこまめに休息を取らないと集中力が継続しないのです。
これは私が特別そうだというわけではなく、夫も同じことを言っていました。なので、本来、人間の体というのはそれくらい繊細なのだと思います。
ぜひタイムログをとってみてください!
自分の生活と体調の関連がみえてくると、生活リズムを整えることに意欲的になれますよ!!
関連記事:タイムログをつけよう!ジブン手帳の習慣バーチカルを使えば、時間管理が上手になる!
休日寝て終わる…という人が次にやるべきこと
休日寝て終わるという人で
- 「自分はなんてだらしないんだろう…。」と自分のことを責めてしまっている人は、それをまずはやめてみてください。
あなたはすごく疲れているんです。 - 「寝過ぎちゃっているけど、疲れているから仕方がないよね!」と思えている方は、ぜひ次のステップに移行してみてください。
次のステップは「平日に睡眠時間を確保する」です。
今、何をすべきで、何をすべきでないかは、その人の状況によってことなります。
Aという状況の人には最高に効果があることでも、Bという状況の人にとっては効果がないこともあります。
自分の理想通りに人生を変化させるには、『自分が今、どこの状況にいるのか』を理解することが大切なポイントです。
寝過ぎている自分を責めている人は、まず責めるのをやめてください。
ただ、冒頭に書きましたが、休日寝て終わるというのは決していい状況とは思えません。
毎日疲労が溜まっている状態がそのままになっていて、さらによほど大好きな仕事を平日にしている人以外は「私、なんのために生きているんだろう…」という気持ちになり、人生の満足度が下がるからです。
そこで次のステップ【平日の睡眠時間を増やす】が必要となります。
こちらは次の記事でお伝えします!
ただ意思の力には頼らないでくださいね。
意思があれば続けられたり、変われたりするのであれば、人間誰しも思い通りの人生がすでに叶っているはずです。
そうでないのだから、意思の力を過信してはいけません。
それよりも“習慣を身につけること”にエネルギーを注いでいきましょう!
応援しています。
三上みひろでした!