こんにちは。
三上みひろです。
【相談】
なんでも相手に合わせてしまいます。
「この日空いてる?」と聞かれて、すでに予定がはいっているにもかかわらず「大丈夫です」と言ってしまい、実際は予定が入っているから大丈夫ではないのに、そうやってなんでも引き受けています。
これが最初の予定よりも楽しそうであれば問題ないのでしょうが、ただカフェでおしゃべりしたりするだけで、時間がもったいないといつも不満がたまります。
これはどうしたらいいのでしょうか。
嫌なことに『NO』と言えないというお悩みですね。
嫌なことというのは、「”楽しい!!!!!”以外は全部嫌なこと」とします。そこの基準は厳しくいきましょう!
もくじ
嫌なことに「NO」と言えない。その原因は?
嫌なことに『NO』を言えない。
言いたいことが言えない。
こういう悩みをもっている人はだいたいが
【言われたことは必ずやらなければいけない。そうしないと、嫌われたり、争いになったり、迷惑をかけたりして大変なことになる!】
という思い込みをもっています。
ではこの思い込みを書き換えて、嫌なことに対して『NO』を言えるようになるにはどうしたらいいのか?
「したいからする」「したくないからしない」の基準で行動することを当たり前にしていくことです。
嫌われるのが怖いを克服するのは大変です。
それよりも
- 「したいからする」「したくないからしない」の基準で行動する
- その行動基準で行動できる人間関係の範囲を広げていく
こっちの方が簡単で効果が期待できます。
嫌なことに「NO」と言えるようになる3ステップ
私たちは世界中の誰にでも等しく「嫌われたくない」と思っているわけではありません。
会ったこともない人に「この人、嫌いだわ」と思われるのと、大好きで信頼している相手から「嫌いになったわ」と思われるのだと、同じ嫌われるでもダメージが違いますよね。
この万が一のダメージが大きいと予測できるものほど、実施するのに勇気が必要になります。
そこでダメージが少ないものから徐々にトライし、地力を鍛えてレベルアップする方法をおすすめしたいと思います。
1. 自宅でYES /NOの練習をする
まずは自分ひとりでできて、影響が自分だけの範囲でとどまることでチャレンジしてみます。
- 掃除をしたかったらする。したくなければやらない。
- 食事を作りたかったらつくる。作りたくなければ作らない。
- ほしいものがあれば買う。
- まだ使えるから…と残しているけど、気に入っていないのであれば捨てる
- 「勉強おわってから」「仕事が終わってから」とあとまわしにしていることを先にやっちゃう
対人関係で「NO」と言えない人は、そもそも日常生活で「したいからする」「したくないからしない」という判断基準が抜け落ちてしまっていることがほとんどです。
「NO」と言えるためにはどうしたらいいか?ばかり考えてしまいがちなのですが、遠回りに見えるかもしれませんが【日常生活でYES /NO】を基準に行動してみると結果として近道だったりします。
NOが言えない人の傾向に
- ちゃんとしなければいけない
- 無駄なことはしてはいけない(役に立つこと、社会的に認められることを優先すべきという考え方)
- 休んではいけない
という思い込みが強い人も多いです。
まずはひとりで自宅でできることから、自分の『やりたい』『やりたくない』を解放していきましょう!
ちなみに私もここから始めました。
自分用に温かい布団カバーを買ってあげて、優しくしてあげたんですよね。今までいかに自分に厳しくしていたか自覚して、めっちゃ泣きました。自分に優しくできない限り、他人からどんな風に扱われようとNOということなんてできないのです。
2. 外でYES /NOの練習をする
自宅でYES /NOをできるようになってきたら、ちょっと勇気を出して次のステップです。
- コンビニ
- 飲食店
- 美容室
- ネイルサロン
- マツエクサロン
- 脱毛サロン
- エステ
- 整体
上記の場所でサービスを受けた際に、「もうちょっとこうして欲しいな」とか「ここをこうして欲しいな」と思うことってありませんか?
それを勇気をだして伝えてみましょう!
大体がちょっとしたことなんですけど、ちょっとしたことだからこそついつい言葉を飲み込んで我慢してしまったりしまうと思うんです。
でも、ちょっとしたことだからこそ、勇気をだす練習にぴったりです。
※クレーマーになれという意味ではありません。
私、美容室に行ったときに「うーん…ちょっと微妙かな…( ´Д`)」と思ってもなかなか言い出せなかったんですよね。
というのも、
- どこがどのように気に入っていないのか
- どのように直して欲しいか
この2つを明確にできていなのなら、『NOと言ってはいけない!!』という謎のマイルールをもっていたからです。笑
馬鹿だと思われたくないという気持ちと、迷惑をかけてはいけないと思っていたんだと思います。美容師さんに嫌われたくない(別に好きなわけでもないのに!)という気持ちもありました。
【私のヘアスタイル】 < 【美容師さんからどう思われるか】
になっていたということです。
なんだこれ\(^o^)/私がかわいそうすぎる。
でも、別に、オーダーが明確じゃないのってよくあるはなしですよね。
だって、私、ヘアカットの素人だもん。どこをどう直したらどんな風になるかなんて想像できないのは普通。となれば、オーダーが明確じゃないのも普通。
私のマイルール、必要なんてなくないですか?
そもそもコミュニケーションは最初からゴールが見えている必要はないんです。
最初の一歩は「とりあえず言ってみる」
実際にやってみた結果
美「仕上がりどうですか?」
私「うーん…どこがどうというのはわからないんですけど、ちょっとしっくりこないです。この毛先かな」
美「なるほど!ちょっと見てみましょうか!」
優しい\(^o^)/
心配する必要はありませんでした。
むしろ、ここで対応が超絶悪ければ、美容室は変えた方がいいですしね。
3. 近しい人相手にYES /NOの練習をする
最終のステップです!
ステップ2はできたけど、ステップ3になかなか進めない場合、ステップ2を繰り返して地力をつけることをお勧めします。地力がつくと、自然とステップ3に進めるタイミングがくるので安心してください。
- 友人
- ママ友
- 会社の上司、同僚
- 家族(結婚している人は実家、義実家も含む)
- パートナー、恋人、夫婦
ステップ2までは、『YES/NO』を伝えて、万が一嫌われたとしても生活にそこまで影響はありません。美容師さんに嫌われたとしても、美容室を変更すればいいだけです。
一方、ステップ3からはなかなか変更がきかず、失敗した場合に生活への影響が大(のように感じる)な関係ばかり。
「嫌われたらどうしよう!」の他にも、「働きにくくなるんじゃないかな」「友達との関係がギクシャクするかも」「家族の仲が悪くなっちゃうかも」と関連して不安がでてきます。
ただし、この不安はほとんど現実では起こりません!
…と言いたいところですが、それは状況によります(^人^)
あなたは本当は蕎麦屋さんなのに、カレー屋さんのふりをしていたのと同じだからです。突然、正体を明かしたら周りはびっくりします。それは今までの自分の行動の結果なので、その責任は自分でとる必要があります。
あなたのことをカレー屋だと思って、カレー好きな人が集まっているのがあなたの今の状況です。
でも、本当はあなたは蕎麦屋。だから苦しいんですよね。
そこで勇気をだして「私、実は蕎麦屋なの!!!」と言ってみたとしたら
- 「え?知ってたよ!笑」とすでに見抜いている人
- 「蕎麦屋さんだったんだ!蕎麦も好きだよ」と蕎麦屋なあなたもOKな人
- 「ごめん。私、蕎麦は苦手で…」と蕎麦屋なあなたと合わなくなる人
- 「なにを突然言い出すんだ!あなたはカレー屋!!どうしちゃったの?洗脳でもされたの?」とあなたをカレー屋に戻そうとしてくる人
おおよそ4パターンに分かれます。
私はカレー屋のふりをやめた途端、会社も付き合っていた人も、一緒にいるのがしんどくなり離れることになりました。でも、そのおかげで今の仕事に出会い、夫と結婚することができました^^
確かに失うものを想像すると怖いです。でも、何かを失うときは、同時に何かを得るとき。
自分のための選択をしてみてください。
自分の言動を変えると、人生の流れも人間関係も変わっていきます。
応援しています。
三上みひろでした!