こんにちは、三上みひろです。
【この記事の内容】
質問:私には長所らしい長所がありません。
強みを活かすとか、そのままのあなたで魅力的だとかよくブログに書いてあるのをみかけます。
でも、自分のこれまでを振り返ってみても、強みらしいものや長所はとくに思い当たりません。ダメなところや短所ばかりが思い浮かびます。
こんな私にも長所はあるんでしょうか?
回答:人には長所も短所もありません。
あなたを輝かせてくれる状況とあなたを「ダメ人間」と思わせる状況があるだけです。
自分の長所を見つけるためには
- 長所、短所のメカニズムを理解する
- 自分を偽ったり、誤魔化したりするのをやめる
- 自分が輝ける状況に身を置く、褒めてくれる人の側にいる
この順番で取り組むといいでしょう。
人間には長所も短所もない!あるのは状況の違いだけ
まずは大前提を共有しましょう。
人間には長所もなければ短所もありません。
あなたのある側面をみて
「それがあなたのいいところだね!」
という人もいれば、
あなたの同じところをみて
「それがあなたの悪いところだね!」
という人もいます。
あなたのある側面がある状況では
「助かったよ!ありがとう!」
と言われることもあれば、
違う状況では
「それがあなたの悪いところだよ!」
となることもあります。
あなたとあなたの特徴が歓迎される状況と歓迎されない状況はあります。
歓迎される状況に身をおけば、あなたの「長所」として際立ちます。
歓迎されない状況に身をおけば、あなたの「短所」として際立ちます。
ただそれだけの違いです。
長所がいっぱいで輝いているように見える人は、自分が輝ける場所に自分を置くこと、自分にプラスの評価をしてくれる人がいっぱいいるところに身を置くこと、これらを決めているんです。
短所しか思いつかない…という人は、それとは正反対のことを決めて実行しているんですよね。
違いはそれだけです!
あなたの長所を引き出すためにやるべきこと
長所と短所のメカニズムを理解したら次にやることは
自分を偽ったり、誤魔化したりするのをやめることです。
【長所を見つけるステップ】
- 長所、短所のメカニズムを理解する
- 自分を偽ったり、誤魔化したりするのをやめる
- 自分が輝ける状況に身を置く、褒めてくれる人の側にいる
本来の自分のままで色々な状況に身を置いてみる。
そうすることで『自分が輝ける状況』『自分のことをプラスに評価してくれる人』に出会えます。
しかしながら、自分の本音を偽ったり、嘘をついたり、出来ないことをできるふりをしていると、「本来の自分」がみえません。
だからまずは、「自分を偽るのをやめる」をやる必要があります。
自分を偽っている…どういうこと?
そんな疑問もあると思います。
以下のチェックリストを活用してみてください。
- 「大人なんだから○○をしてはいけない」と言動に制限をかけていないか
- 「大人なんだから○○すべき」と言動に制限をかけていないか
- 「普通は○○くらいできるべき」と言動に制限をかけていないか
- 「周りもみんな我慢しているから○○すべき」と言動に制限をかけていないか
- 「私は○○な人だから」と自分にレッテルを貼っていないか
※大人の部分には、社会人なんだから、お金をもらっているんだから、お金を稼いでいないのだから、女性なんだから、男性なんだから…などに変えてもいいです
これらをチェックしてみてください。
当てはまるものがあれば…
それがあなたの偽りです。
ありのままの自分でいるからこそ、自分にピッタリくる人、そのままで輝ける場所に出会うことができます。
まずは「ありのままのそのまんまの自分」を見つけていきましょう!
過去に大人に怒られたところがあなたの長所だったりする
ここまでで
- 人間には長所も短所もない。あるのは状況の違いだけ。
- 長所をみつけるには、ありのままの自分で色々な状況に身を置いてみること。
という内容をお伝えしました。
まずは自分らしくあること。
嘘や偽りや我慢をやめて、自分のままでいることが必要です。
とはいっても
…ありのままの自分をだすなんて…そんなことしていいと思えないんですが。
こう思ってしまうこともあると思うんですよね。
どうしてそう思ってしまうのかというと
今までそういう常識の中で生きてきて、そういう評価をしてくる人たちに囲まれていたからです。
とくに両親や学校の先生、子供の頃の影響が大きくあると思います。
ここで私の過去の事例をご紹介させてください!
自分の才能や強みというのは、子供の頃に両親や学校の先生等々から「あなたのそこがダメだよ!」と言われていたところだったりします。
例えば私のはなしですが。
子供の頃から親戚のおじさんなんかに「子供なのに妙に説得力のある子だな」と言われていました。
声が大きかったことと、ハキハキと話すこと、自分なりの理由をつけて話すくせがあったからだと思います。
小学生の頃にはその特徴がさらに強化され、学級会や学年会でもバンバン意見をいうし、ストレートに思ったことを言いまくっていました。
そうなると、一部の子供達が先生にこういうわけです。
「みひろちゃんが意見をいうと、みんな賛成しちゃうから何も言えなる。」
そうしたら、当時の担任の先生から
「みひろちゃんのそういうとこは直さないといけない。みひろちゃんは他人を怖がらせているんだよ」
と言われましてしまったんですね。
自分の意見が採用されないことを私のせいにするのはおかしいでしょ。
採用されないからって意見が言えないのはもっとおかしいと思うし。
と思ったんですが、所詮は小学生。
大人が正しいと思ってしまい、【私のそういうところはダメなところなんだ】と思うようになってしまいました。
「私が意見をいうと、他の人が嫌な思いをするんだ」
意見を言うこと=ダメなこと、という思い込みを強く持つようになりました。
その後からは、色々気をつけました。
でも、言いたいことは言いたい。
言わないように押さえつけて我慢して。
でも、結局言っちゃったりして、後悔して自分を責めて。
挙動不審になり、しまいには自分がイジメられたり、精神病んだりして。
すごく疲れたから他人と関わることやめて…。
自分の言葉のストレートさ、それを気にするがゆえに人付き合いが面倒に感じ人を避け、自分の言動全てがコンプレックスでした。
でも、「意見を素直に言う」本当に私のダメなところだったんでしょうか。
先生のことを批判したいわけではありません。
学校教育に文句を言いたいわけでもありません。
どんな状況でも「あなたのそこがダメだよ」と言われる可能性はありますからね。
だからこそ、「正しく考える癖をつけよう!」という話をしたいんです。
話を戻します。
私が意見をバンバン言うのは「直さないといけない悪いところ=短所」だったんでしょうか。
あの当時の出来事をもっと冷静に分解してみると
「私はこう思う!」という意見があれば、それを素直に表現できる
という単なる特徴がまずあります。
- 自分の意見とは別の意見があると発言ができなくなる子がいる
- 私の声は大きく、ハキハキ話すことでそれっぽく聞こえる。私の発言があると右にならえになりがち。
- 先生はたくさんの子たちが意見を交わせる場所を作りたかった(おそらくですが!)
こういう状況では私の「自分が思ったことを素直に発言する」が弱みとなるというだけなんですよね。
私が悪いわけでも、私が直さないといけないわけでもなく、単純に私の特徴が弱みになる状況があるというだけです。
思い返してみれば、私の「自分が思ったことを素直に発言する」という特徴のおかげで、クラス運営が助かっていたことだってあったはずですもん。
例えば、先生からの問いかけで空気がシーンとしちゃった場面で「私はこう思います!」と口火を切ったりしていましたし。
先生にこっそりお礼を言われたこともあります。
同じ「自分が思ったことを素直に発言する」でも、状況が変わればこんなに評価が変わるんですよね。
「自分に強みなんてない…」と思う人は、過去に大人に怒られたり、周りから注意されたことをリストアップしてみてください。
それは確実にあなたの特徴であり、これまではそれが「マイナス評価される環境」に身を置いていただけです。
あなたはあなたのままで「プラス評価される環境」に移動するだけでいいのです。これは仕事も恋愛も人間関係も全てにおいて言えることです。
まとめ
人間には強みも弱みも長所も短所もありません。
あなたが「プラス評価」されるか、「マイナス評価」されるか、それは環境(時代、状況、周囲の人)が決めます。
自分自身ではコントロールできないことです。
だから私たちは、自分をプラス評価してくれる場所に身を置くこと、それだけを考え行動していきましょう。
どんな人にでもプラス評価となる環境は100000000%あります。
もうこれは絶対絶対絶対絶対絶対あります。
「自分の強みはこれ!」と言える人と、「自分に強みなんてないよ」となっている人の違いは
自分が「プラス評価される」環境に自分を置いているかどうか
の違いでしかありません。
自分のことを否定しているとき、自分のことを「プラス評価」してくれるところに身を置くことは難しいかもしれません。
むしろ「ダメなことろ」とか、「直したほうがいいところ」とか、そういう指摘をしてくる人ばかりだったり、そう思わせるような環境に身をおいてしまいがちです。
そんな場所からは即逃げてOK。
そのままのあなたで「プラス評価」される場所に身を置くと決めてください。
あなたにはすでに「あなたがいいよ!最高だよ!」と言ってもらえる環境があります。
それを無視しないでください。
直そうとしなくていいんです。
変えようとしなくていいんです。
自分の強みなんて探さなくてもいいんです。
探すべきはあなたが身を置く場所です。
応援しています。
三上みひろでした!!