手帳・タイムマネジメント

【手帳Q&A】無理のない計画を立ててもスケジュール通りできない

こんにちは、三上みひろです。

手帳についてご質問いただきました。

ありがとうございます!!

【記事の内容】

質問:無理のない計画を立てても、どうしても計画通りにできません。次の行動をする時間になってもサックの続きをやってしまったり。

手帳を使って、有意義な時間を過ごしたいんですが、向き不向きあるんでしょうか?手帳通りにすることがあれば教えてほしいです。

回答:自分の行動の癖や習慣に合わせて行動計画を立てる練習が必要そうだと思いました。

ご自分に合わない時間の使い方をしているんだと思います。

それを発見するのも手帳のお役目です。

無理のない計画を立てているはずなのに計画倒れするのは以下のパターン

  1. 逃げている
  2. (無理がないようにみえるけど)無理な計画を立てている
  3. 肉体的、精神的に疲れている

いずれか、もしくは複数の原因が絡み合っているので、原因に合わせて対策していくといいでしょう。

無理のない計画を立ているつもりなのに、予定通りにできない。

余裕をたっぷりとってあるはずなのに終わらないし、計画通りにやろうとしたら急な用事がはいってきて、結局スケジュール通りにならない。

予定の時間になっても「やる気でなーい」とダラダラしてしまったり、反対に「今、猛烈に○○をしたい!」とやる気が出てくることもある。

段々とスケジュールを決めるのが馬鹿らしくなってきて、気が付いたら手帳を開かなくなる。

「私、手帳使うの向いてないのかな…」

(気持ちはわかりますが)諦めるのはちょっと待ったー!

三上みひろ

無理のない計画のはずなのに計画倒れしてしまう。

自分自身の「逃げ癖」「メンタルブロック」「現在地」に気がつく大大大チャンスです。

これらを自覚し、サクッと変更すれば理想の人生にシフトチェンジすることができますよ!

「スケジュール通りにできるかどうか」はどうでもいいんですよ。

どうでもいい…と言ったら語弊があるけど。(笑)

むしろ「あれれれ?上手くいかないぞ?」というときほど、手帳が活きる瞬間です!

計画倒れするのは「逃げている」から

無理のない計画を立てているのに、なぜか計画倒れしてしまう。

例えばこんなパターン

8月24日

8:00〜12:00 ワードプレス1記事

12:00〜13:00 お昼休憩

13:00〜17:00 動画の台本作成(構成と下書きまで)

このようなスケジュールを立てていたとします。

でも実際はどうなったかというと…

8月24日

8:00〜15:00 ワードプレス2記事

15:00〜16:00 休憩

その後、心理学の本を読んで勉強。(19:00まで)

というスケジュールになってしまったとします。

これは完全に逃げていますね。笑

えーこれって逃げなの?

確かに計画にあった【動画の台本作成】には手をつけていないけど、WordPressの執筆を多くやったし、台本作りの代わりに読書して勉強しているしいいのでは…?

臨機応変にその時のベストを尽くしているし、逃げではないのでは?

と思いますよね?

それが「逃げ」の特徴なんです。

<逃げの特徴>

  • 優先度は低いけど、タスクに関係のあるラクなことをやっている
  • 長期的な視点、広い視野でみればむしろ有意義な時間を過ごしたと感じる
  • 達成できなくても仕方がないと思える(正当性がありそうな)理由がある

一応、目標に関係のあることをしているし、有意義な時間を使えた気にもなるから罪悪感が減る

ここがポイントなんです。

罪悪感があまりない。

だからこの<逃げ>はなかなかパターンから抜けだすことができないのです。

罪悪感がないからそのままなあなあにしてしまい、振り返ることができないためです。

三上みひろ

次の日に【動画の台本作成】のタスクを移動させたとしても、おそらく次の日もなんらかの理由をつけてやらないでしょう。後回しにして、最後ギリギリになって焦ってやるパターンですね。

もしくは強制力のないものであれば、ずーーーーーーっとやることリストに残ったまま進みません。

逃げのパターンを繰り返していると、目標の達成からはどんどん遠ざかります。

「頑張っているのに成果がでない」という悩みはよく耳にしますが、原因は関係ありそうで関係のないことをやっているから。まさに逃げパターンにハマっているんです。

対策しないわけにはいきません!

<逃げの対策>

  1. 自覚する
  2. タスクを細分化する

<逃げ>を自覚するのは正直難しいです。

上のほうでお話ししたように「罪悪感がない」からです。自己正当化が働いてしまうんですよね。

そんなわけで対策としては、

決めたことを守らない。しかも正当性のある言い訳付き」「逃げ

というように決めうちしてしまうといいと思います。

私はそうしています。

そもそもどうして逃げてしまうのか?

理由は簡単です。

なんか面倒くさそう…

だからです。笑

三上みひろ

作業の工程数が多かったり思考錯誤が必要だったり、慣れていない作業だったりすると人は面倒くさいと感じます。

「うーん…。なんだか大変そう。後回しにしたい」という心理が働いて、やらなくてもいい状況を自分でつくっているんですよね。

そこで対策として有効なのが、タスクを小さくすること。

面倒くさいと感じるのは「工程が複雑で」「工程の数が多くて」「作業の中によくわからないことがあって」「時間の見積もりができなくて」だから面倒だと感じるわけです。

それならば、シンプルに・わかりやすく・見積もれるようにすれば解決です。

【タスク細分化のポイント】

  • みただけで何をすればいいかすぐにわかるレベルに細かくする
  • 精神的な負担がなく、行動を積み重ねられるくらいまで小さくする
  • 25分で終わるくらいの内容にする
三上みひろ

もし「25分で終わるレベルに行動を細かくしても、なかなか進まないよ」という場合、10分、5分、3分と時間を短くしてみてください。

大切なのは今の自分にとって、抵抗なく始められる時間で設定することです。

計画倒れするのは「無理な計画」を立てているから

無理な計画を立てているつもりはないのに、計画倒れしてしまう…。

詳しくお話しを聞いていくと「無理がないように思える無理な内容」になっているケースも多いです。

<無理な計画を立ててしまう原因>

  1. 人間は誰でも未来のことを考えるときに楽観的になる傾向がある
  2. 人間は誰でも自分の実力を過大評価してしまう傾向がある
  3. 実際には存在しない時間を「ある」と勘違いしてしまう
三上みひろ

実行できないのであれば、それは自分にとって「無理な計画」を立てていたということです。

この解決策として一番おすすめなのがタイムログをつけることです。

タイムログについては過去に詳しい記事を書いています。

タイムログをつけるようになってから計画倒れすることがなくなり、未来に向けて毎日積み重ねができるようになりました。

無駄な自分責め(やるって決めたのに達成できないなんてダメ人間だ…など)や無駄な能力開発(集中力を爆上げするために○○する!やる気を出すために○○する!など)にエネルギーを注ぐことがなくなります。

計画倒れするのは自分が悪いのではなく、無理な計画だからだった…ということが腹の底からわかるからです。

計画倒れするのは精神的、肉体的に疲れているから

意外と見落とされがちなのです

肉体的、精神的に疲れてはいませんか?

肉体的にも精神的にも疲労困憊の場合、まずは環境や身体を整えることが先です。

  1. 十分な睡眠
  2. 栄養のある食事
  3. 身体の清潔を保つ
  4. 適度な運動

遠回りにみえるかもしれませんが、急がば回れです。

身体的・精神的に疲れているときに、どんなに優れた手帳術や時間管理術を学んだとしても実践することは難しいでしょう。

睡眠・食事・清潔・運動

生活を整えましょう!

私は過去にうつ症状が強くでていた時期がありました。

簡単な書類1枚を書くだけなのに、なぜか同じところで何度も何度も失敗して何時間もかかる。

クラスメイトが30分で読み終えた資料を6時間以上かけて読んでも理解できない。

・頭の中が混乱していて言いたいことがまとまらない。会話が支離滅裂になる。

少し動いただけで疲労感がすごい。栄養ドリンクを1時間に1本飲まないと起きていられない。

これは極端な例かと思いますが、生産性が非常に低くなっているのがわかりますよね。

睡眠不足、栄養不足、運動不足、そして清潔にするのが億劫になる程疲れているということは、目標達成以前にやらないといけないことがあるということです。

計画倒れしてしまう…という場合、睡眠・食事・運動・清潔についてもチェックしてみてください。

三上みひろ

ここからは余談です

手帳は夢を叶えるためのツールです。

ここで皆さんと共有しておきたい事実があります。

夢を叶えるのはストレスがかかります。

これはもう絶対にかかります。

100%かかります。

三上みひろ

注意してもらいたいのが

ストレスがかかる嫌なことを我慢して歯を食いしばって頑張る

という意味ではありません。楽しい変化であってもストレスはかかるのです。

夢を叶える、つまり自分の現実を変えるということは、自分の行動習慣や思考習慣を変えるということです。

今までとは違う思考主観

今までとは違う行動習慣

今までとは違う時間密度

ポジティブな変化であろうとネガティブな変化であろうと変化は変化なんですよね。

人間は「変化」にストレスを感じます。

よい変化であっても、わるい変化であってもストレスを感じるのです。

”いつもと同じ”の安全圏を抜けるわけですから、ストレスがかかるのです。

目標達成というと「何をやるか」「どうやって継続するか」ばかりに意識がいってしまいますが、変化に対応できる身体、そして身体を整えるための生活習慣もとても重要です。

まとめ

今回は「無理のない計画を立てても計画倒れしてしまう」というお悩みについて、悩みの原因と解決策を提案しました。

人間は意思が弱い生き物です!

意思が弱いことが普通です。笑

意思が弱い自分を前提にスケジュールを組む必要があります。

それはつまり

  • 強い意志が必要なことは「出来ないこと」
  • 頑張ればできることは「出来ないこと」

上記の2つを認めることです。

「無理な計画ではないのに計画通りに進まない。」

それはやっぱり計画に無理があるから。

頑張ればできるはず!は、できないことなんだと認めましょう。

そして、頑張らなくてもできるスケジュールを組んでいきましょう。

応援しています。

三上みひろでした!

三上みひろ

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私は新色のベージュを購入しましたよー。

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三上みひろ
これから書きます