こんにちは。
三上みひろです。
私は人間関係が広い方ではありませんが、人間関係で悩むことはほとんどなくなってきました。
というのも、きちんと自己主張できるようになってきたからです。
パートナーシップをはじめとして、友人、職場、家族の悩みは、自己主張が出来ていないと悩みやすいという傾向があります。
もっと気楽にガンガン自己主張していこうよ!
恋人や夫婦、家族関係、会社の人間関係、友人関係なんでもそうですが、自己主張した方が人間関係はうまくいきますよ^ ^
エー!!自己主張する人ばかりだったら、収集つかなくなって大変なことになるんじゃないでしょうか?
そうそう!ただでさえ自己主張の激しい人に翻弄されているのに、さらに私が主張したらにっちもさっちも行かなくなりますよ!
エー!?と思うかもしれません。
この羊さんたちの意見ももっともで、
自己主張することと主導権争いの勝ち負けゲーム
は本来は別物なんんですが、ごちゃ混ぜになっているケースが多いからです。
もくじ
自己主張したら嫌われる?勝ち負けゲームをやめるだけ。
自己主張することに対して
- 争いになる
- 迷惑をかける
- 嫌われる
- 傷つけることになる
- 傷つけられることになる
というイメージはありませんか?
私はね、ありましたよ。笑
結構我慢を溜め込むタイプで。
というと、バリバリに仕事をこなして、みんなの負担分もカバーして、
「どうして私ばっかり…。いや、文句言っていても仕方がない!私が頑張るしかない!」
みたいなイメージかもしれませんが、残念ながら真逆です。
仕事ができない→失敗する→注意を受ける→「どうして私ばっかり…。」→「重箱の隅をつくようなことばかり言われている気がする。嫌われているのかな。」→「嫌われているに違いない!そんな私情をはさんで指導するなんて!大人気ない!」→「でも、文句言っても仕方がないしな。あーあ…我慢しよう。」
と、まあこれはちょっと大袈裟に書いていますが、おおよそこんな感じで。
いやいやいや、謙虚に自分の不足と向き合いなさいよ!!
と言いたくなるんですが。笑
当時は不安が強く、出来ない自分と向き合うのが怖くて全力で逃げている真っ最中だったのです。
この当時の私が自己主張するとなると
「私のこと嫌いなんですか!?私情をはさんでイヤミっぽくいうのやめてください!!」
とかになっちゃうんですが、これは相手を嫌な気持ちにさせ、いい展開にならないのは明かですね^^
ただ後ほど説明しますが、これは私のお勧めしたい自己主張とは別物です。
そのほかにも自己主張することを
- 相手を攻撃して説き伏せること
- 自分の主張に従わせるために、相手を論破して納得させること
というイメージをもっている場合なんかは、自己主張することに抵抗感があると思います。
抵抗感の理由は、人間関係を勝ち負けゲームと捉えているからでしょう。
自己主張うんぬんの前に、人間関係が勝ち負けゲームになっているんだと思います。
どちらかが自己主張すれば、どちらかが我慢しないといけない。
勝つか負けるか。
イニシアチブを握るためのガチンコファイト!
そんなイメージをもっていれば
「自己主張して争いになるくらいなら、私が我慢して穏便に過ごした方がいいわ。」
と思ってしまう人がいるのも納得です。
しかし、私がおすすめする自己主張道とは、勝ち負けゲームを基盤にしたものではありません。
対等な人間関係を基盤として、また対等な人間関係を構築するために必要なこととしてお勧めしています^^
あなたが自己主張するということは、相手も自己主張する権利があるということ。
どちらの主張も対等に扱われる必要があります。
ふたりの心からの主張があって、たとえ意見の方向性が違ったとしても、「どのようにしたらお互い満足な着地点になるか?」を知性を振り絞って考えることができます。
どちらの自己主張がかけてもだめ!
少なくとも自分は我慢をしない。
「私もOK!あなたもOK!さて、どうする?」です。
勝ち負けゲームとは真逆の世界観ですよね。
自己主張とは、「自分の感情に気がついて伝えること」ではない!!
”自己主張とは、自分の感情に気づき、それを言葉にして相手に伝えること”
基本はこれです。
ただここで疑問に思う人もいるかもしれません。
うーん…それだとやはり、どちらかが我慢することになるのでは?
鋭い!!!!その通りです!!!!!
そう、その通りです。
自己主張をはじめた当初によくあるのが
言いたいから言いました。事件
事件でもなんでもないんですが、本当によく起こります。笑
「言いたいから言いました」
「別に相手に変わって欲しいとは思ってません」
「私はそう思っていることを知って欲しくて言いました」
「相手に私の考えを押し付けるつもりはないです」
「それなのにどうこう言いたくなるのは、受け取り側に問題があるんじゃないですか?」
という例です。
めちゃくちゃ多いです。
そしてこれで人間関係が拗れて、「やっぱり自己主張なんてしなきゃよかった…」となることが多いんですよね。
ちなみに私はモロにこれをやっていて、夫が激おこになり「えーなんでなんで???」となり原因を考えました。
どうして「自己主張した(言いたいから言った)のに、人間関係が拗れるか」というと、
単純に「言いたいから言いました。」は無言の圧力で、さらにめちゃくちゃ卑怯だからです。
実際に「言いたいから言いました」のあとに怒ることを考えてみましょう。
- 相手が特に変化しない場合
→「私が○○は嫌だ。されると悲しい。と言っているのに、何も変えてくれないの?」と相手に腹が立つ。
→「別にあなたはあなたでいいと思うけど、私は○○されるのは嫌なの」と繰り返し伝える
相手(え…それって結局、直接言わないだけで、自分に合わせてと言っているのと同じでは?) - 相手が察して変化した場合
→「私は別に変わってとは頼んでない。変化すると決めたのは自分自身でしょ!」
相手(まあ…確かにそうだけど。なんかちょっとモヤモヤ…)
この卑怯さ、伝わりますか!!!
相手への命令を直接的な言葉で伝えていないだけで、相手をコントロールしようとしていますよね。
まさに勝ち負けゲームにのっかってしまっているんです。
これはトラブルになりますね…。
ではどうしたらいいのか?
感情やその感情を引き起こした原因ではなく、『要望』を伝えます。
上手な自己主張は「誰に」「なにを」を明確になっている!
自己主張は「誰に」「なにを」「どのように」伝えるか、それが大切です。
巷のコミュニケーション本では、「どのように伝えるか」にフォーカスされがちです。
おそらく仕事の場面であれば、「誰に」「なにを」は定まっている前提なのだと思います。
でも、いちばん大切なのは「誰に」「なにを」の部分です。
ここがあやふやだと「どのように」は決められません。
反対に「誰に」「なにを」が定まっていれば、「どのように」は多少雑でも大丈夫です。
ではどのようにして、「誰に」「なにを」をみつけていくのか?
手順としては以下の3ステップ。
特に③が重要です!
「誰に」「なにを」を明確にするには?
- 自分の感情をキャッチする
- 感情を言語化する
- 感情の奥にある要望を発見する
感情をキャッチ→言語化
まずはなんと言っても、自分自身に注目すること。
自分がなにを体験して、どう感じたのか。
そして、その感情を言葉にすることです。
- 自分の感情をキャッチする
- 感情を言語化する
こちらの記事が参考になると思うので、こちらをどうぞ!
ただその感情をそのままに相手に投げつけると
言いたいから言いました。事件
になります。笑
そこで、もうひと掘りします!
要望を発掘する
自分が体験を通して得た感情、そしてその感情を引き起こした理由がわかったら、そこからさらに「私が相手に伝えたい要望はなんだろう?」という視点で掘り下げます。
【要望を発掘するポイント】
- これが本当に伝えたいことか?という疑問をもつ
- 私はどんな現実を求めているのか?という広い視点で考えてみる
これは具体例でお伝えします。
夫婦共働きです。子供が1人います。
夫の仕事の帰りが遅く、私が家事や育児をメインでやっています。土日の休みも夫はゆっくり休んでおり、平日の激務を考えると休んでいることは責めるつもりはありません。精神的にも肉体的にも心配なので、そこでバランスをとっていると思うと家事を手伝ってとも言い難いです。
でもせめて一言でもいいので、「ありがとう」と言って欲しいです。やって当たり前と思われているのでは?と思うと、私だって疲れているのに…とか、色々と責めたい気持ちが出てきます。
これは伝えてもいいでしょうか?
※これは過去にいただいたご相談から作成した、架空の相談です!
「ありがとうと言ってほしい」は本心であり、本心ではないと思います。
本当の要望は別ですよね。この『要望』に気がつけるかどうかがポイントです!
これが本当に伝えたいことか?という疑問をもつ
例えばです。
「ありがとう」と言って欲しい。
→相手に伝えたらわかってくれた。
→「ありがとう」と言ってくれるようになった。
でも、「ありがとう」と言ってはくれるものの、今の状況が続いたら?
それはそれでOKでしょうか?
もちろん言われないよりは言われた方がいいですよね!
というか、「やって当たり前」と思われるのは本当に勘弁して欲しいので、
「私はこれだけ大変である!」
「私は今、限界である!」
「私はこういうことに困っているけど、気合で頑張っている!」
ということは伝えるべきと思います。
でも、それを伝えて、ありがとうと言われることが叶ったとしても、どうでしょう?
うーーーーーん…。
「なんかちょっと違うんだよなぁ。確かにありがとうとは言われているんだけど、なんかちょっと違う…。」
となると思います。
そして、「言い方なのか?」「もっと数が必要なのか?」「心がこもってない感じがするからか?」と考えはじめたりするんですが、そうではなく要望からズレているからです。
本当の要望は「ありがとうと言われたいだけ」ではないということです。
おそらく「肉体的にも精神的にもしんどい!!!何とかしたい!!!!」こっちが要望なのでは?
私はどんな現実を求めているのか?という広い視点で考えてみる
そこで次に考えていくことが「私にとって、最高の現実はどんなもの?」を考えることです。
- ひとりの時間が欲しい
- 仕事から焦って帰宅するのが嫌だ
- でも、子供がかわいいし、子供との時間も大切にしたい。これも本当の気持ち。
- でも、もっと仕事に集中てガーーーーっと取り組みたい気持ちもある
- 仕事から帰ってきたら、家事と子供のお世話で一瞬で時間が過ぎ去る
- 土日は平日に溜まった家事をやったり、翌週の準備でなんだかんだ時間がない
- ぼーっとする時間が欲しい
- 本を読んで思考したり、自分の世界にひたる時間が欲しい
あくまで想像ですが、こんな感じの要望が出てくるのではないかなーと思います。
”時間”というワードがいっぱいでてくる。私はゆっくりしたり、考え事をする時間やほっとする時間が欲しいのかも。
いいですねー!それをパートナーに伝えてみたらどうでしょう?
この場合、本当に伝えたいことは「ホッとする時間が欲しい」なのですから。
でもそれだと平日は無理だと思いますし、休日でも夫に融通してもらわないといけません。
ただでさえ疲れているのに…。それはなんだか申し訳なくて。
コミュニケーションは”お互いの要望を叶えるため”におこないます。
「休日にひとりの時間が欲しい」と伝えて、「いいよー」となるかもしれませんし、「困る」となるかもしれません。
「困る」となる場合を想定して迷っているのだと思いますが、「なにがどう困るのか」を聞いて、「どうしたら解決するのか」を一緒に考えていけばいいだけです^^
もしかしたら夫婦だけでは解決するのが難しく、他力が必要になるかもしれませんがそれはそれでマルです!
便利家電を使ったり、宅配サービスを使ったり、ベビーシッターさんをお願いしたりと色々ありだと思います。
まずは【要望】をクリアにしましょう。そうすることではじめて「どうやってそれを叶えるか」に進むことができます。
ここでのポイントは【今の現実に引っ張られないこと】です。
そんなこと願っても、夫も忙しいし無駄とか。
子育てってそういうものだから、我慢するのは普通とか。
おそらく頭の中に色々と思い浮かぶと思いますが、それらを一旦無視して、要望を書き出します。
こちらの記事(↓)が参考になると思います!
自己主張に慣れていないとき、あれこれ先回りして答えを用意してしまいがちです。
そして「こんなふうに言われるかもしれないからやめておこう」と諦めてしまったり、
「こんなふうに言われたたらこう言い返してやろう!」と戦闘モードになりがちです。
そんなときはぜひ思い出してください。
- 自己主張は、対等な人間関係を構築するために必要なこと
- あなたが自己主張するということは、相手も自己主張するということ
- ふたりの心からの主張があるから、お互いの関係性は深まっていくということ
自分一人で答えを出さなくてもいいのです。
相手とのコミュニケーションの中でみつけていけばOK!
自分とは違う視点で意見を出してくれて、相手の凄さに驚くこともあるでしょう^^
まとめ
自己主張は人間関係を悪化させるというイメージがあるかもしれません。
それはむしろ反対で、自己主張するから人間関係は良好になります!
なかには対等なコミュニケーションが難しい場合もあります。
「年上の方が偉い」「女より男の方が偉い」「男より女の方が偉い」「お金を稼いでいる方が偉い」「学歴が高い方が偉い」…などなど、強いバイアスをもっていて、最初から話を聞くきがない人もこの世には存在します。
どうでもいい人なら即逃げた方がいいし、パートナーだった李、親子だったり「関係を見直したい」と思う相手であれば一緒にコミュニケーションを磨くといいでしょう。
大切なのは自己主張することを諦めないことです^^
諦めてしまえば、変化のチャンスはなくなってしまいます!
応援しています。
三上みひろでした^^