人間関係・コミュニケーション

【自己分析ノート】音信不通の彼氏にモヤモヤする

こんにちは。三上みひろです。

今回はノートとペンを使って、恋愛のモヤモヤを解決していく方法をお伝えします。

今回のノートとペンは

「彼氏が1ヶ月音信不通。仕事が忙しいと言っていたし、本当に忙しいと思うんだけど…。SNSの更新はしているし、遊びにも行っているみたいだし、なんだかモヤモヤする。」

という内容です。

2016年頃、私が実際に抱えていた悩みです。(現在2021年です!)

個人名などは省略していますが、かなり生々しい内容になっています。ウダウダ悩みまくりです。

「ノートとペンをしたら、さっくりと答えがみつかって、人生が変わる!」と思っている方には特に参考になる内容かと思います。

起きている出来事を感情のままに書き出す

彼氏に対してモヤモヤすることがあっても、我慢することに慣れすぎていると自分の本音がでてこないことがよくあります。

「自分の本音がよくわからない」という場合は、まずは自分が考えていることをポツポツと書き出します。

いきなり核心を突こうとしなくて大丈夫です。

ゆっくりと進めていきましょう!

彼は彼なりに愛してくれているはず。私がもっと器の大きな女性になればいい。

仕事で忙しかったり、自分の趣味が大事だったり、それは人それぞれ。私の思い通りにならないからといって、イライラするのは間違っている。

私は愛されているはず。信じて待とう!

三上みひろ

本当は「もう彼は私のこと好きじゃないんだろうな」と思っていました。

でもそれを認めるのが怖くて、必死に“私のことは好きだけど、彼が連絡してこない理由”を探していました。

感情と事実を切り離して「事実」を直視する

『連絡してこなくても仕方ないよね!』と自分を納得させる理由を並べ立てることに一生懸命で、自分の本音がなかなかみえてきません。

そこで「彼にどんな事情があるのかは一旦置いておいて。今現在、実際に何が起こっているの?」という事実を明確にしていきます。

  • 彼からLINEの返信がない。
  • 既読にはなるけど(送ってから3日後とかに)、返信はない。
  • もう1ヶ月、返信がきてない。
  • SNSは更新しているのに、私には返信がない。
  • 休暇はひとりで旅行に行ったりしているようだ。(本当にひとりかどうかは不明)

三上みひろ

彼にも事情があるし…とか、そういうことは一旦よこにおいておいて、事実だけを書き出してみました。

そうすると最初は「彼の事情は本当なのか?嘘ついているんじゃないか?」というところで疑心暗鬼になっていましたが、

「彼の事情なんてどうでもよくて(嘘だろうと本当だろうと)、私がこの状況をどう感じるのかが大事なんじゃないか?」気持ちが変化していくのを感じました。

「事実」に対してどう感じているかを自覚する

そうはいっても、「別れる」や「彼に嫌なことを嫌という」などの選択につながるような本音には気がつきたくありません。

まだまだいい子ちゃんがでてきます。

SNSとLINEは精神的負担が違うってネット記事で見かけたし。

彼がLINE苦手ならそれも仕方がないかなぁ…と思っている。彼のペースでOK!相手のことを尊重したい!

三上みひろ

本気でそう思っているなら、そもそも不満に思わないはずなんですよね。
不満に思っているということは、本音は違うということです。

「で、本当はどう思っているの?」

我慢になれていればいるほど、自分の本音に気が付くのは怖いことです。

そこでさらに自分に問いかけます。

「…で、本当はどう思っているの?」

ふざけんなー!バーカ!

バカにすんなー!私のことなんだと思っているんだー!

連絡できないとかありえないでしょ!1ヶ月連絡できないとか!!ありえねーだろ!!!!!!!

汚い言葉もありますが、本音がでてきました。

さらに自分に質問を続けます。

「どうして我慢しているの?」

損したくないから。

おっと!ドロドロした自分がでてきました!!

「え?損ってどういうこと??」

私が別れようって言って、あとで後悔するのが怖い…

こんな高学歴、高収入で社会的条件のいい人が、私と付き合ってくれるなんてもうないかもしれないって思ってる。

本音と向き合うと自分のズルさや、弱さ、自信のなさが露呈するかもしれません。

そんな自分を説得したり、説教したりすることなく、ただただはなしを聴き続けます。正しさで説き伏せようとしないでください。

三上みひろ

この当時(2016年頃)の私は、強烈な学歴コンプレックスがありました。

そして、仕事も上手くいっておらず、

「学歴はしょぼいし、頭も悪いし、仕事も無能。だけど、本当はすごいはず!誰かそれに気がついて欲しい!認めて欲しい!」

自分が特別である証拠を求めていました。

そこで社会的スペックの高い彼氏とお付き合いすることで、「すごい人に認められた私」という満足感を得ていたんですよね。

で、私は今、幸せなの?

自分の本音を聞き出したところで、「今、私は幸せなのか?」と質問します。

幸せ!!だってこんなにすごい人が私の彼氏なんだよ。

彼氏ってことは、認めてもらっているということだもん。

ビックリ仰天です!笑

「こんな現実、望んでいない!」と思っていたはずなのに、「幸せか?」と質問したら「幸せ」と返ってきました。

でも、それもそのはず。

人間は心底嫌だと思っていれば、それを回避します。

回避しないということは、「嫌だけど、まあ仕方がないよね」「嫌だけど、まあこの程度は許せる」と思っているからです。

三上みひろ

この問いかけはとても重要です。

「こんな現実は望んでいない!」と言いながらも、それを受け入れている自分を自覚する必要があるからです。

自分の世界設定を自覚する

自分が「何を選んでいるのか」を自覚したら、自分の世界設定が明らかになります。

私にとって「幸せな恋愛」というのは、社会的スペックの高い人に”彼女”という地位をもらうこと。

そして、”彼女”というラベルさえついていたら、音信不通でも「まあ仕方がないか」とか、「きっと忙しいんだよね」とか我慢する理由を探して、自分を抑えつけること。

どういうお付き合いをしているかよりも、”付き合っているという形式”が大事。それさえあればいい。

世界設定とは、他の言葉で言い換えると”自分自身の価値観”のことです。

「お金を稼ぐためには○○しないといけない」とか、「恋愛とは○○なもの」などなどです。

「自分の価値観なんてわかっているよ〜」と思っているかもしれませんが、わかっているようでわかっていない(無自覚)なことがほとんどです。

三上みひろ

私は「お互いを大切にする恋愛がしたい。」と思考では望んでいました。

でも、現実がこたえです。

私が心の奥底で思い込んでいたものは、こんな内容でした。

※それにはセルフイメージや過去の体験が影響しています。それは別の記事で解説したいと思います。

この現実、どう感じる?

自分の現実(妄想と切り分けた事実)と、さらに”自分がそれを選んでいる”という現実をありありとみて、それをどう感じるか自分に問いかけます。

なんだか虚しいし、悲しい。

自分のことを大事にしていないのは自分なんだと思った。

彼は私に対する扱いが雑かもしれないけど、その人を”彼氏”にしているのは私だ。

三上みひろ

自分自身で「社会的スペックの高い男性から”彼女”という称号を与えたれたら、他はどうでもいいし我慢できる。」という恋愛を選んでいたんです。

それが嫌だと自覚できたなら、それをやめたらいいだけですよね。

で、私はこれからどうしたい?

ここまでのノートとペンで

  • 彼はFacebookの更新はするのに、私にはLINEを返信してこない。
  • でも、そんな男性を”彼氏”に選んでいるのは私自身である。
  • 私にとって恋愛は”自信のない部分を補填してくれる”もの。私の価値を高めてくれるもの。
  • だから、「どういうお付き合いをしているか?」というのは、ぶっちゃけ二の次。
    社会的地位の低い男性とラブラブになるよりも、社会的地位の高い人にテキトーに扱われる恋愛の方がまし!と思っている。
  • というか、社会的地位の高い男性と付き合うには、自分を押し殺して我慢するものって思っている。

という(とんでもない)現実を選んでいることがわかりました。

その事実を認めた上で、「で、これから私はどうしたいのか?」を選んでいきます。

わからない。

「自分がどうしたいのか、よくわからない。」というのはよくあることです。

「他に選択肢があるなんて知らなかった!だから、何を選べるのかわからない!」ということもあるでしょう。

これまで自分が「何を選択していたのか」無自覚だったのだから、「他にどのような選択肢があるのか?」がそもそもわからないケースです。でも、その場合は簡単で、本や雑誌、インターネットで調べたらたくさんでてきます。

でもそれ以上に「これまでとは違う価値軸で生きる」ことによる影響が大きいと私は思っています。

これまで疑うこともなかった自分の軸を、まったく別の価値観で自分の軸設定しなおす必要があるわけですからね。

「何を基準に選べばいいのかわからない。」

それが「わからない…」の正体です。

とはいえ、そんな状況でも「これは嫌だ」ということはわかるはずです。

自分にとって「何が幸せなのか」「どうされたら幸せなのか」はわからないとしても、「これは嬉しくない」「これは辛い」ということはわかります。

それについて、そのまま続けるのか、やめるのか選びます。

でも自分のことを大事にしたい。

大事にされている!と感じる恋愛がしたい。

今は大切にされていないと感じるし、彼に対しても社会的価値の部分しか好きじゃないような気もする。

だって「好き❤︎優しい❤︎」と感じるようなこと、ないもん。

でも、まだ、別れるという決断はできない。

怖い。今よりもさらに不幸になるかも…って思っちゃう。

完璧な決定である必要はありません。

現時点で決められる範囲でOK!方向性だけ、とりあえず決めていきます。

三上みひろ

この時点では

「社会的スペックの高い男性の彼女」=「周りからすごいと思われる」=「からっぽな私に付加価値をつけてくれる」

という幻想から抜け出せていません。

そのため、「本当に嫌だ」と認めることも、別れるという決断もできませんでした。

「自分のことをめちゃめちゃ愛している」としたら、いますぐ何を変える?

進みたい方向を決めたら、最初の1歩の具体的な行動を決めます。

いつもさつまいもばかり食べているから、ランチは好きなものを食べるようにしてみる!

コンビニで適当に選ぶんじゃなくて、一回一回「今、何食べたい気分?」と聞いて、食べるものを選んであげる。

恋愛とは全く関係のない行動ですが、これで構いません。

三上みひろ

この当時は、自分自身が自分のことを大切にしていませんでした。

そのため「他人からテキトーに扱われる」ということに対して、本気で嫌だ!と思うことができませんでした。

そこで、まずは自分で自分に優しくするということからはじめました。

今回の悩みは「彼氏と音信不通なこと」でしたが、悩みをもーーーっと深く掘り下げていくと「自分のことを大切にしたいし、パートナーから大切にされたい。」が悩みの本質です。

そこで今よりも「自分のことを大事にしている」と思える行動を具体的に1つ決めました。

簡単なことで構いません。

「こんな程度でいいの?」と思うことで構いません。

小さな変化を積み重ねることで、大きな変化となるのです。

ちなみに、このあと1ヶ月くらいたったある日。

「私、なんでこんな男性にこだわっているんだろう。もっと楽しい人生にしたい。この時間がすごく無駄な気がしてきた。」

という気持ちが自然と沸き上がってきて、サックリとお別れメッセージを送ることができました。

三上みひろ

この後から、「自分を大切にしてくれる人とだけ付き合う」を徹底できるようになりました。

仕事も恋愛も大きく変化し、人生が好転しはじめたきっかけです。

余談ですが、別れた3ヶ月後には現在の夫と出会い、出会って1ヶ月で交際0日婚。

まもなく結婚5年目を迎えます。

毎日とても幸せだし、最高のパートナーだと思っています!

悩みの渦中にいるときは、悩みの本質と向き合うのは怖いかもしれません。

でも、ちょっとの勇気が人生を変えます。

ノートとペンに取り組んでみてください。

応援しています。

三上みひろでした!

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三上みひろ
これから書きます